建築パースTASAKAという仕事
建築パースという完成予想図や建築模型を開始してまだ46年です。殆どの人はこの仕事についてご存じありません。
普通のパース屋さんと違うのは配置図・平面図があればそのままお任せで完成予想図というパースを描くことです。
このパースはその一例、横浜物件。クライアントは三井不動産レジデンシャル。デザインをしながら描きあげます。
実施設計でなく自分の好きなようにデザインできるので楽しい仕事でもあります。46年やってますから自分でも呆れる
くらい色々なことをしています。
実は図面がなくても完成予想図を描き上げます。大きな都市計画、再生計画、設計コンペ、プレゼンテーションなど様々。
主に現代美術、あらゆる芸術オタクですが建築も同様に半端なく好きです。それらはニューヨークに住んだり、パリに行っ
たりして培われたように思います。
ニューヨークのはじめ1年半はコロンビア大学の寮に住み、そこからワーキングビザを申請しつつ51Stカーネギーホール
のStuudioに通っていました。最初に任されたのはシーザー・ペリという大好きな世界的巨匠の仕事。
カーネギーホールの隣に建設が始まったカーネギーホールタワーという68階の建物。住むところや仕事がすぐに決まり、
ユディという親友から「keizoは運がイイ。ニューヨークは厳しくて中々そうはいかないわよ」と言われたものです。その後も
運の良さは何故か続くのですが、当時それらが運がいいとか自覚はなく、特別大したことでもなく当たり前だと思っていま
した。こんなことをいうと自慢話になってしまうのですが、実際思っていること考えていることがことごとく実現してしまうの
です。しかし、今から思えば随分勿体ないことでそれらをもっと活かせばよかった・・と反省しています。
ともあれ、長くなるのでニューヨークの話はまたにしますが、建築パースという仕事も建築模型、各種アート、水彩もすべては
芸術が基本としてあります。「思想・哲学・生きること」も同様です。こういう話になるとやはり長くなるし、とりとめがないので
続く・・にします。
ブログなので気ままの独り言です。