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水彩画の技法 「水彩は消せる」


普通水彩は消せない、と思われていますが、とんでもない。

かなり消せます。そればかりか消しながら描くことができます。

道具は 筆と水 または スポンジと水 です。

スポンジは百均にあるステンレスなどに使う掃除用の白いスポンジです。

筆は Raphail が最適だと思います。 消すのにも描くのにも素晴らしい優れものです。

少し値段が高いのですが、一生ものです。

それに使っていてとても感触がよいのです。

ただ、ひとつ条件があります。紙はアルシュ水彩紙に限定されます。

他の水彩紙ですと筆・スポンジを少し撫でただけでボロボロになります。

筆もスポンジもたっぷりの水をふくませ優しく猫ちゃんを撫でるように少しずつ消していきます。

一遍にゴシゴシやるといくら強いアルシュ紙も表面が傷ついてしまいます。

消すにではなく、「消しながら描く」つもりでやるとよいと思います。

掲載した2つの花・ベネチア(部分)の絵は消しながら描いたものです。

ある程度色を取ったらそのままにしないでうすーく色を乗せるのを忘れないでください。

水彩画の技法はまた続きます。

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