水彩画の下塗り
昨年9月に行ったパリの風景です。
僕は水彩に必ず下塗りをします。
この絵では空と白い建物(紙の白)以外はみなその下塗りをしています。
ガンボジという色の下塗りです。
下塗りといってもうす~くです。乾いてから他の色を置いたり、濡れているうちに色を置いて
にじませたりの応用です。
何故そういうことをするのか?というと色に厚みと深みが出るためです。
例えば手前の赤いセータの赤にもガンボジを使っています。
赤い色をそのまま置くとどうも色に深みが出ません。
右下の緑もそうですし、道路にも全てガンボジを使っています。
ガンボジとはかなり強い黄色です。絵具メーカーにより色の度合いが違います。
個人的には レンブラント水彩絵具 のガンボジがかなり強く気に入っています。
あんまり強すぎるときはウィンザー・ニュートンかホラダムを使います。
下塗りの話でした。