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Naoshima Hiroshi Sugimoto

昨年10月直島家プロジェクト・杉本博さんの作品を撮影。

カメラが少しブレて面白い写真になりました。

地中海美術館、家プロジェクトはみな撮影禁止ですが、野外はOK。

小さな島を美術館にするというのは面白い発想です。

東京・ニューヨーク・逗子などを転々とし、35年ぶりの広島で一番の

驚きは瀬戸内海という独特の自然・風景でした。

以来色々な美しい島々を毎夏巡っています。

初めての島は大崎下島です。

御手洗という重建伝地区指定の江戸時代そのままの小さな街に魅せられました。

水彩画を12枚描き、それら12枚の絵は切手シートになり郵便局から限定発売。

いい思い出です。

広島というと、宮島ですが宮島も好きなのでよく行きます。

世界遺産登録後は色々な外国の人が訪れいつも賑わっています。

宮島は平清盛のプロデュースによって計画・建造されたものですが、

よくもまぁ、あの時代にこれ程の構想が出来たものだ!といつも行く度

感心します。そう、時代・時間を超えたインスピレーションのなせる業です。

最近インスピレーションについてよく想いを巡らすのですが、これは全ての理性

や知識・経験・哲学・思想を飛び越えて永遠性の産物だと改めて考えさせられます。

インスピレーションには間違いがありません。

そして、ある意味簡単に言えば「繋がってしまえばそこからいくらでもインスピレーション

を引き出せるというアラジンの魔法のランプ」とも言えます。

ちょっと話が違うようで実は同じなのですが、

コンセプチュラルアート・ミニマルアートの巨匠Sol Lewitt の言葉に「数があることに

意味がある」というのがあり、長い間その確かな解釈ができていませんでした。

考えても分からないし、こうかな?と思っても確信というものがなく、どうしようもなかった

のです。

しかし、最近になり「なんだそういうことか!」と理解出来たときは嬉しくもありました。

これは書くと長くなるのでまたの機会にします。

ところで、直島は島に暮らす人達とアートの新しい形の共生、そして新しい形の世界・

外国にむけてのアートの発進地としての成功例だと思います。

ただ、入場料と撮影に ・・・ と個人的に思っていますが、そこはそれ

ともあれ、ありがとうございます。感謝です。

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